最新号 July 2020

波光

2020.7月号 音楽で心身に「栄養」を

 春以降、心身に変調を訴えている人が続出中だ。大半はコロナ禍による影響が原因という。通常の生活が一変すればリズムが狂うのは誰も同じだが、そんな時、“栄養剤”となるのが、音楽。夏の宵、好きな曲でのんびりと休息を心掛けてはどうか。
 才がないため、詳細に区別はできないが、ジャズ、ロック、クラシック、歌謡曲などなど音楽にもいろいろな分野があり、奏でる楽器も多種多様。洋の東西、はやりもあれば、昔ながらの名曲も数えきれないほど生まれ、人を包んできた。
 時折、個人的に耳を傾けるのは旧ソ連時代の作曲家、ショスタコービッチによる哀愁の名曲「セカンドワルツ」。20世紀最大の音楽芸術の作曲家の一人でもある。オランダ出身の音楽家で、欧米や日本でも絶大な人気のアンドレ・リュウの楽団もこの曲をメーンに公演しているほど。
 有史までさかのぼれる音楽には人々を和ませ、パワーを与え、魂を篤(あつ)く揺さぶる不思議さもある。コロナ禍に加え、政治も大揺れの“混沌(こんとん)社会”の今、心の休息・栄養となる名曲を見つけるのも、生で聞くのも絶対いい。
 だいぶ前。上京した折、JR有楽町駅近くの東京フォーラムでのオーケストラ公演を楽しんだ。学生時代は、そばの元日劇で憂いある声で人気の女性歌手S・Nの“アカシアコンサート”に時を忘れた。これらの感動は今もしっかり残っている。 (編集長)

次号予告

8月号は2020年7月下旬発行
★連載:私の博物誌/七浜海道を行く/うまい話し新聞別刊★エッセー:ある日、突然…「心のケア」/ひと息ついたら ほか