編集長の甘辛コラム・波光

編集長の甘辛コラム・波光

2020年12月号 働き方改革だってサ

 「休みなさい。働きすぎは罪です」。当局の「働き方改革」に伴うお達しが、執し つよう拗だ。これら一連の〝指令〞で、労働環境に変化が出てきたのは事実だが、なじめない事業所もまだまだ多い。「うちは役所じゃないので早々には」と、苦る経営者も少なくないようだが…。
 「働けど働けど、わが暮らし…」と嘆き、じっと手を見たのは石川啄木であり、『蟹工船』で労働者たちの悲惨な日々を描いたのは、小林多喜二。いずれもだいぶ昔の話であり、彼らが生活した時代、現代では信じられない状況だったようだ。
 確かに戦後は皆、昼夜を問わず働き、経済は上昇。そしてバブル期、テレビからは「24時間戦えますか」と、サラリーマンたちの猛烈な仕事ぶりを鼓舞するドリンクの〝応援CM〝が連日流れ、煽(あお)った。
 だが、時代は急変。過労死やサービス残業などなどを問題視した国は、罰則規定を設けて労働環境における改革の大号令。が、一部には労使逆転と思える推進事項も。その結果、現今は経営者たちの呻吟(しんぎん)さがクローズアップ。働き方はとかく難しい
 コロナ禍の今年も間もなく終わる。この突発的な災禍によって、困窮極まった大小の事業所も数知れず。今号の特集でも報じているが、明けての新年は労使、絆を一層固くして、エトの丑(うし)と同様、忍耐の年になることだけは間違いなさそうだ。(編集長)

月刊りぃ〜ど 2020.12月号

令和2年11月27日発行/発行:㈱いわきジャーナル/所在地:〒971−8141  福島県いわき市鹿島町走熊字小神山29(ヤスミツ第1ビル・2−A)/TEL.0246−29−2424・FAX.0246−29−2425/E-mail:read@iwaki-j.net ※本誌掲載記事等無断転載複写禁※落丁・乱丁はお取り換え致します

次号予告 1月号は2020年12月下旬発行

★連載:駅から歩いて1時間、うまい話し新聞別刊、いわき新時代へ 考察★エッセー:クローゼットナイト、ありがとう!おいしいね! ほか

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