梅月の片寄さん講師で〝熱弁〟

梅月の片寄さん講師で〝熱弁〟

久之浜中、就活体験

 中学生が就職活動を〝先取り〟する事業「未来のための就活体験」が先ごろ、久之浜中(芦野孝彦校長)で行われ、全校生徒84人が働くことへの理解を深めた。
 就職面接会を模したような取り組みで、市観光物産センターや市薬剤師会など、地域とかかわりのある6企業・団体が協力。生徒たちが各ブースを巡り、担当者の経験や思いに耳を傾けた。
 このうち、地元の老舗和菓子店「菓匠梅月」のブースでは、3代目の片寄清次さん(90)が講師を担当。和菓子職人になった経緯として、「終戦後に親類が経営する菓子店で働いたことが縁。運命が決まった」と紹介した。
 また、同店の人気商品「かしわ餅」については、ゴボウの葉などをつなぎとして入れていると明かし、「考案できたのは、農家に生まれ、生活の知恵があったから。皆さんもさまざまな経験をしてほしい」と伝えた。片寄さんの軽妙な語り口に、生徒たちは笑みをこぼしながら熱心に耳を傾けていた。
 就活体験は、卒業後の進路の参考にしてもらおうと、市の教育事業の一環で実施された。終了後には、生徒らに梅月の「かしわ餅」が振る舞われた。

自身の経験を語る片寄さん

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