-呉羽総合病院- 15年ぶりに婦人科再開・佐藤医師が就任

-呉羽総合病院- 15年ぶりに婦人科再開・佐藤医師が就任

 「直接、人々と話ができる職業をと思いこの道へ」と、昔を述懐しながら、にこやかに語るのは昨秋10月、錦町、呉羽総合病院に婦人科部長として就任した佐藤尚明医師(56)。同病院としては平成17年以来、15年ぶりの婦人科診療の再開となっている。
 佐藤医師は、宮城県仙台市出身。父親が転勤族だったため、「北海道から九州まで、全国各地を回りました」(佐藤医師)。中・高校時代は野球に打ち込み、投手や3塁手として活躍した。現在も暇をみては野球に汗を流しているスポーツマン。
 「一時、弁護士を目指したこともあった」(同)ものの、医療の道を選び、福井医大医学部医学科へ。平成4年に卒業した後、東北大大学院医学系研究科を修了。
 この間、母校の福井医大の医学部付属病院産科婦人科をはじめ、関連病院、仙台市立病院、仙台赤十字病院、東北大学病院などに勤め、昨年10月1日付で呉羽総合病院に就任、診療再開に踏み切った。
 以来、半年を経て市南部・勿来地区の女性の〝かかりつけ医〟を目指している佐藤医師は、「正直に生きる」を自らの人生訓の一つとする傍ら、笑顔を絶やすことなく「寄り添いながら安心・安全かつ丁寧・確実な診療を心掛けています。気軽に相談ください」と、語っている。
 佐藤医師は一連の婦人科系のほか、日本禁煙学会の認定指導者として禁煙についての指導、相談も行っている。
 婦人科室は、ソフトな色合いのイスなどが並べられ、明るくゆったりしたスペースが確保されている。
 診察時間などは、同病院(電話63-2181)まで。

「気軽に相談していただければ…」と、笑顔で語る佐藤医師